【楽譜】ヨーク:クラシック・ギタリストのためのジャズ・ギター〜ハーモニー(CD付)

3,630円(内税)

購入数

稀代の異能ギタリストAndrew Yorkによる ジャズをしっかり学びたい
クラシック・ギタリストのためのジャズ・ハーモニー学習の決定版

本書はクラシック・ギター・テクニックはきちんと身につけていながら、ジャズの世界にも憧れをもつ、意欲に富んだアマチュア・ギタリストのためのものです。重点的に扱うのは、ジャズ・ハーモニーです。最初にジャズのハーモニーをしっかり学ぶことで、その他のコード/メロディや、スケールやモードを使ったインプロヴィゼイションについても効果的な学習が可能です。

巻末にはAndrew YorkとJoe LoPiccoloによる模範演奏CDが添付されていますから、ジャズに本気で挑戦したいクラシック・ギタリストには最適の1冊といえます。本書に続く第2巻 「コード/メロディ」では、ここで扱わなかった部分を解説します。

著者のAndrew Yorkはギターの世界でひときわ異彩を放つ存在で、演奏・作曲ともに類まれなる才能をもっています。彼の作品は John WilliamsやChristopher Parkning、そしてロス・アンジェルス・ギター・カルテットとしてのレコーディングで、多くのギタリストに知られています。ジャンルを越えて活躍する彼の世界をとおして、クラシック・ギタリストがジャズをしっかり学べる絶好の1冊です。

ジャズはクラシックにない独特の記譜法があり、リズム感覚も異なります。両者の違いについて理解することは、ジャズを流麗、かつ適確に演奏するため非常に重要です。そして、楽しみながら演奏することがジャズの基本です。あまり手取り足取り指導するのは私の好むところではありません。時どき脱線しながら、ステップごとにあなたの力を伸ばすための要素を追加していきます。それらに対して果敢に挑戦し、しっかり学習して頂くことが本書を最大限に活用することになるでしょう。


『序文』より
私は、National Guitar Workshopで数年間にわたり指導してきた経験から、多くのクラシック・ギタリストが「クラシック・ギターでジャズをどのように演奏するかを学びたい」と望んでいることを知っています。しかし、一般のクラシック・ギタリストは、ジャズ演奏のアイディア、ジャズ・チャートを読む、もしくはインプロヴァイズすることに直面すると、しばしば不安や怖れを抱くようです。本書は、そのようなクラシック・ギタリストが、ジャズを演奏するために必要なハーモニック・スキルを学び、自信をもって、そして楽しんで演奏するために役立つことを目的としています。

本書で重点的に取り扱うのは、ジャズ・ハーモニーです。コード/メロディや、スケールやモードを使ったインプロヴィゼイションを効果的に学習をするためには、その前にジャズ・ハーモニーをしっかり理解することが極めて重要です。従って私は、まず初めにジャズ・ハーモニーを選びました。

クラシックとジャズの世界には、いくつかの根本的な相違があります。ジャズでは、クラシック音楽とは異なる独特の記譜法を用い、また異なるリズム感覚があります。これらの相違を理解することは、ジャズの演奏に流暢さと確実さを得るために重要ですので、詳しく解説しましょう。 私はできるだけ論理的な順序で進めるようにしていますが、あなたが学習を進めるにつれて、しばしば横道にそれることに気づくかもしれません。あまり手取り足取り指導するのは私の好むところではありません。時どき脱線しながら、段階ごとにあなたの力を伸ばすための要素を追加していきます。あなたはそれらに対して果敢に挑戦し、しっかり学習していくことが本書を最大限に活用することになるでしょう。

本書があなたの刺激となり、音楽に新しい方向性を奮起させる助けとなれば幸いです。 楽しんでください!

Andrew York

本書が執筆されるきっかけとなったNational Guitar Workshopでは、異なるスタイルのギター演奏を境界線で区切ることをしていません。学生たちの要望に応じて、異種交流に取り組んでいます。従って、Andrew Yorkによって提案された本書のコースも、Classical Guitar Seminarの意義に反するものではありません。このコースは初回以降、Workshopで開催されるたびに人気が高まっています。

本書を学習する人は、クラシックもしくはフィンガースタイル・ギターの演奏が少なくとも中級レベルで、基本的な音楽理論を理解していることが前提となります。基本的な理論の簡単な解説はありますが、決して完全なものではありません。ハーモニーが苦手という人は、多少勉強した方がよいでしょう。

多くのギタリストはいたずら好きで、社交的、そして好奇心旺盛な傾向がありますが、この性質はプレイヤーの技術的なスキルや音楽的才能が、世代ごとに発展し続けるための重要な要因です。本シリーズが、仲間のギタリストたちの間で、好奇心や音楽作りを楽しみ、いろいろな音楽を、アピールするものであることに違いないと確信します。

Nathaniel Gunod


著者 Andrew York (アンドリュー・ヨーク) について

Andrew Yorkは、ギターの世界においてひときわ異彩を放つ存在です。彼の作品はJohn WilliamsやChristopher Parkning、彼自身のレコーディングをとおして、多くのクラシック・ギタリストによく知られています。また、Windham Hill Recordsに代表される、いわゆるフィンガースタイル・ ギターの世界においても、彼の提供する作品は非常に人気があります。

Andrew Yorkはコンポーザーとして、プレイヤーとして、ジャンルを越えてそれぞれの世界に精通している数少ない存在といえます。

GSP RecordsからリリースされたYorkのセカンド・アルバムDenouementは、1994年Guitar Player誌の読者投票で「最高のクラシック・ギター・アルバム」に選ばれています。

Rhino Recordsからリリースされた アルバムLegends of Guitar-Classicalには、Segovia、Julian Bream、Los Romerosなど、多くの著名なギタリストの作品が収められ、York自身の作曲、演奏によるSunburstが収録されています。

彼はまた、世界的に名高いLos Angeles Guitar Quartetのメンバーでもあり、カルテットのために書き下ろした彼の作品は演奏され、レコーディングされています。

イメージはありません。

カテゴリーから探す